新築を建てるにあたって取り壊し工事をしました。土地は埼玉県の上尾市にある上モノ付の物件を購入、建設工事は県民共済に利用しました。
しかし、県民共済では業者の斡旋をしていないので、工事の手配は自分たちでやる必要があったのです。
できるだけ費用を安く抑えるため、複数の業者さんから見積りを取って相見積りをしました。
その結果、3社の業者さんに見積もりを依頼して一番安いところに工事をお願いしました。
この記事では、小野様が当局にお問い合わせ頂いてから工事を完了させるまでの一部始終を紹介します。
そもそも期限までに間に合うのか?
業者を探すにあたって重視していたのは工期と値段の2つです。
建設工事は県民共済を利用するので契約日も完工日も決まっていました。だから、工事を終わらせなければならない期日は既に決まっていたのです。
そしてもう一つ、金額についてはできるだけ安く済ませたかったので最初から相見積りを検討していました。
しかし、業者に一社ずつ問い合わせて見積りを取るのは面倒です。そこで、以前ネットで見つけた業者の見積り比較サイトを利用して一度に複数社の見積りを取って比較しました。
ネットで情報を集めているうちに、あんしん解体業者認定協会が運営する「見積ガイド」に問い合わせをしました。
認定協会に紹介してもらった業者さんは3社です。いずれも、建設工事の着工予定までに余裕を持って工事の完了が見込める業者さんです。
さっそく、測量の日程を調整してもらい見積りがスタートしました。
業者さんによっては数か月先まで予定が詰まっている場合があります。
タイミング次第では「近くの業者さんに工事の依頼が出来ない!」なんてことがあるので業者さん探しはなるべく早く取り掛かるのがおススメです。
3社の見積り結果は?
認定協会に問い合わせてから数日後、予定通り3社の業者さんが測量に来てくれました。
ところが、最初に見積りに来た業者さんは建物を見るなり「これは追加費用が掛かりますよ」と言ったのです。その理由は周辺の道幅の狭さが原因でした。
道路幅が狭いと重機を搬送するトラックが入れません。そのため、手作業で工事をします。
手壊しの場合、重機で工事をするのに比べ工期が長くなり、人件費がかさんでしまうので追加費用がかかってしまうのです。
でも、望みは残っていました。
道幅が狭いところでも小型重機で対応ができる場合があるそうです。ただ、小型重機では2階部分にアームが届かないので部分的に手壊しと併用して工事をします。
それでも、全て手壊しで工事するのに比べれば費用は格段に抑えられます。
見積りに来た業者さんは「どの業者で見積もっても、小型重機と手壊しの併用になると思いますよ」と言っていました。
そこで、最初に見積りに来てくれた業者さんには、大型重機で工事をした場合と小型重機と手壊しを併用した場合の2通りの見積りを出してもらいました。
まずは大型重機を使った場合の見積りから見てみます。
続いて小型重機と手壊しを併用した場合の見積りです。
大型重機が使える場合は、118万8,000円。小型重機と手壊しの併用なら147万9,600円。
差額はなんと29万1,600円。一部が手壊しになるだけでかなりの金額差が出ています。
その後、残りの2社にも測量してもらいましたがいずれも小型重機と一部手壊しで対応すると言われました。やはり追加費用は避けられないようです。
ところが、残りの2社はもっと驚くような金額で見積りを出してきました。
いずれも、小型重機と一部手壊しを併用した場合の見積りです。
まずは2社目の見積書です。
金額は120万円。なんと1社目が出してくれた安い方の見積りと1万2,000円しか変わりません。
さらに驚くのが3社目の見積りです。
3社目は115万5,600円。これまでのどの見積りよりも安い金額です。
3社の見積り金額をまとめます。
施工業者 | 金額 |
1社目 | 147万9,600円 |
2社目 | 118万8,000円 |
3社目 | 115万5,600円 |
この時点で、ほぼ3社目の業者さんに気持ちが傾きました。
ただ、1社目と3社目を比べると32万4,000円も金額差が出てしまうは気になります。
もちろん、安いに越したことはないのですが、ここまで金額差が出てしまうのはなぜでしょうか?念の為、認定協会に金額差の手がかりを聞いてみました。
すると「見積りで40万円前後の金額差が生じるのは珍しくありません。業者さんによって廃材を処分する処理場が違うので坪単価は変動しますし、スタッフさんの人数によって人件費も異なります。使用する重機の調達方法でも見積りに差が出ますよ」と言っていました。
金額差に問題がない裏付けがとれたので、最終的に3社の中で一番安い業者さんに依頼を決めました。
さっそく工事開始!
工事の着工前には業者さんが慣れた様子で近隣の挨拶回りをしてくれました。
特に、新築工事を控えているなら近隣の挨拶回りは重要です。工事では騒音やホコリがクレームに繋がってトラブルが発生したり、トラブルが原因で建設工事の日程が遅れる可能性があります。
それに、一度トラブルに発展してしまうとその後もすっとお互いに悪いイメージを引きずってしまうかもしれません。
挨拶回りを済ませたら建物の周囲に足場を組んで、しっかり養生シートを張ってから作業開始です。
重機を使って壊し始めると大量のホコリが舞います。養生シートである程度のホコリは防いでくれますが、水を撒きながら作業をしないとホコリが舞うのを防ぎきれません。
近くに、車が停まっていたり洗濯物を干している家庭がある場合は注意が必要です
建物を全て撤去し終わると、更地の表面が凸凹になります。建物の基礎と呼ばれる土台が地面に埋まっているのを掘り起こすからです。
なので、工事のあとは整地をしてもらいます。重機で転圧をかけて表面を平らにする作業です。
この時、大きな石やコンクリートの塊が残っていると建設工事に着工出来ない場合があります。必ず余計な瓦礫(がれき)はきれいに取り除いてもらいましょう。
埼玉県上尾市の木造住宅2階建て24.5坪の工事例まとめ
トラブルなく工事が完了しました。建設工事も予定通り着工出来たのでひと安心です。
私の場合、建設工事を控えていたので期日までに工事を完了させる必要がありました。業者さんのスケジュールによってはせっかく問い合わせても依頼を受けてもらえない場合があります。
建設工事の日程が決まったら早めに見積りを取るのがおすすめです。
あんしん解体業者認定協会では、全国の業者さんのうち、厳しい審査基準をクリアした優良な業者さんを無料で紹介してくれます。
専門のスタッフが丁寧に対応してくれるので、お気軽にお問い合わせしてみて下さい。