解体工事に関する用語集
解体工事の費用・見積りに関する基礎知識
解体工事の費用は、建物の取り壊し以外の付帯工事に大きく左右されます。
工事全体の費用を抑えるためにも、付帯工事に関する知識を持って業者と解体工事の計画をたてることが大切です。
解体工事は、単に建物を解体して終わり・・・とは行かない場合があります。いわゆる付帯工事というものが、ほとんどの場合に解体工事とは別で発生しています。当然解体費用も、この付帯工事がどの程度伴うかによって上下するので、事前に把握しておきましょう。
一般的に家屋解体の場合、その解体費用は坪単価で約2.5~4万円程度が平均でしょう。しかし実際にトータルで見ると5万円以上などということが、実は良く発生しているのです。こういった場合、付帯工事が解体工事費用を大きく底上げしていることになります。
単に「付帯工事」と言っても、様々な工事が含まれます。解体工事を行う前に、予め予備知識を持っておきましょう。例えば、代表的なものを挙げてみると、駐車場や盛土などがあります。
例えば解体後の土地に駐車場施工を行う場合、当然駐車場を施工するのに、車両・重機の手配や追加作業が伴います。解体後に別途行うケースもありますが、これはかえってコストが掛かります。
解体と一緒に行ってしまえば、車両・重機の運搬に手間も掛からず、その分費用も抑えられます。また事前に見積りの段階で解体業者に相談しておけば、最初から駐車場施工費用も解体の見積りに加えることができて明確です。
ちなみに、駐車場には砕石とコンクリート、アスファルトのいずれかを使う場合が殆どです。最も費用を抑えるならば砕石を敷き詰めるのが良いですが、コンクリートやアスファルトの方が、見た目は良いかもしれません。
またもう1つ例に挙げた盛土とは、他の場所から土を持ってきて、地面を埋める作業を示します。通常の更地から、少し地盤の高さを上げる際に行われます。単に土で埋め固めても地盤はすぐに下がってしまいますので、凝固剤を用いて土を固めるのが一般的です。
その他にも、下記のように様々な作業が、付帯工事に含まれています。
予め、解体工事の他に、どういった作業が伴うのかを計画し、見積りの段階で解体業者に相談をするのが得策です。いざ解体工事が開始してからでは、費用もどんどん変わってしまいますし、解体業者側にも追加見積りなど手間が発生します。
計画性を持って、無駄のない解体工事を実施してください。
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