撤去工事をしたいけど、家財道具がそのままになっている。これがいくらかのお金になれば工事費用を抑えられるのに。
といったように、残った家財道具を少しでもお金に変えたい、という方は多いと思います。
そこで本記事では、家に残った家財道具を賢く売って、できる限り工事費用を抑える方法を解説していきます。
家財道具は工事の過程で取り壊せない
そもそものお話、撤去工事をするなら家財道具も家と一緒に潰して、瓦礫(がれき)と同じく処分できるのでは?とお考えの方もいるのではないでしょうか。
家財道具は、撤去工事で家と一緒に瓦礫同様に処分することはできません。
実は家を取り壊した時に出る瓦礫は、「産業廃棄物」としてのみ処分する事が法律で定められています。そのため、家の中にある家財道具や不用品という「一般廃棄物」とは、明確に区別する必要があります。
そのため、売れる家財道具を賢く売って、少しでも多くお金にするようにしましょう。
家財道具は買取先が肝心
家財道具をお金にできるかできないかは、買取先にかかっています。
家財道具はあなたにとって要らないものでも、誰かにとっては宝の山かもしれません。そのため、少しでも高く買い取ってくれるお店や人に売ること・譲ることが重要です。
ここからは、不要な家財道具を売る時におすすめの買取先を一つずつ紹介していきます。
本・CDなどを売るなら
不用品を手放す際に最初に思いつくのは、本やCDの買い取りで有名なBOOK OFFではないでしょうか。買取基準が低く、最悪汚れていても無料で引き取ってもらう事ができます。
特に本やCDは家財道具の中でも小さくて量が多いので、捨てるとなると処分費用はもちろん、単純に面倒くさいですよね。
ブックオフでは宅配買い取りや出張買い取りもあるので、小さくて量の多い家財道具でも、一度にまとめて買い取りを依頼できて非常に便利です。
買取方法 | 条件 |
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宅配買い取り | 本:10点以上 ゲーム・DVD・CD:3点以上 ※買取価格1,000円以上のソフトが1点必要 ※同一商品は2点以上買取不可 |
出張買い取りセンター | 一度に集荷できる箱数は30箱まで(BOOKOFF 東京出張買取センターでは) ※詳細の条件は地域により異なる ※同一商品は2点以上買取不可 |
詳しくは「BOOKOFF 選べる4つの買取方法」をご覧ください。
なお、出張買い取りセンターは予約制になっているので、専用フォームからの事前予約が必要です。
近くに買い取りセンターがない場合は、宅配買い取りがおすすめです。こちらは事前予約をすれば、手数料・送料無料で荷物の集荷に来てくれます。
さらに、宅配買い取りではジュエリー・ブランド服・調理家電などの買い取りも取り扱っています。状態によっては値段がつかない場合もありますが、少しでもお金になる可能性があるなら査定をする価値はありますよ。
服の値段には期待しないこと
家財道具の中でも、衣類もまた量の多いものですよね。服も多少はお金に換えられる可能性もありますが、ブランド物と比べてノーブランド服はかなり安い買取価格になりがちです。
それに、冬の服ばかりあるにも関わらず、売る時期が夏の時期などである場合は、店側も在庫を抱えるリスクがあるので、なおさら買取価格は下がる傾向にあります。
しかし、調べてみると意外とノーブランドの服でも買い取りを積極的にしている所があります。例えば、古着のリサイクルショップで有名なキングファミリーなどがあります。
買い取り基準 | 買い取り価格 |
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お店で販売できる衣類 | 1kg = 150円 |
お店で販売できる服飾雑貨・小物 | 1kg = 100円 |
リサイクル資源になる衣料・服飾雑貨・小物 | 1kg = 1円 |
ノーブランドの服はブランドものではないので買い取り価格が安くなるのは仕方がありませんが、重さによって値段が変わるので、かなり量がある方にはむしろ最適でしょう。
また、重さでは買い取りできませんが、古着買い取りで有名なお店、セカンドストリートやトレファクスタイルなどもあります。タイミングによっては、買い取り金額がアップするキャンペーンもやっているので、ぜひチェックしてみてください。
テレビ電話で査定が可能!?
使用済みの家電製品や食器などは捨てるのに費用がかかりますし、運び出すだけでも大変です。そこでおすすめなのが、テレビ電話で買い取り査定をしてくれるサービスです。
例えばテレビ電話で買い取り査定が可能な『Re cacchi』。LINEのテレビ電話を使ってリアルタイムで買い取り査定をしてもらうことができます。買い取り品目は家電・食器・楽器・骨董品など幅広い品目に対応しているので「使えそうだけど売れるかどうか不安……」というモノがあれば是非査定をしてもらいましょう。
売れなくてもいい!誰かに使って欲しいものは
ここまでは、せっかくなら「少しでも不用品をお金に換えたい!」と思っている方におすすめの売り方を解説してきました。
しかし、現実には高値にならないものの方が多いでしょう。しかし、「使わないけど思い入れがあって捨てられない」「捨てるにはもったいない」といった家具や小物もたくさんあるかと思います。
そんな、「最悪売れなくても誰かに使って欲しい」といったものを手放す方法として寄付や譲渡という手もあります。
あなたにとっては不要なモノも、海外では貴重な資源になるものがたくさんあります。そこに目を付けて、日本から海外へリサイクル品を輸出している企業がいくつかあります。
例えばECO Tradingでは、全国から不用品を集めてタイやフィリピンなどに輸出する活動をしています。集められた不用品の一部は現地の孤児院やNPO法人を通じて直接手渡されます。お金には換えられなくてもちょっとした社会貢献ができると思うと嬉しいですね。ただし、送料は自己負担になるのでご注意ください。
送り先 | エコトレーディング小牧支店 |
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住所 | 〒485-0072 愛知県小牧市元町2-181 |
電話番号 | 0568-74-7400 |
ホームページURL | https://eco-friendly.site/ |
なお、汚れていたり壊れているものに関しては引きとってもらえません。寄付をするとはいえ、廃品回収業者ではないので、再利用できないものを送るのはやめましょう。
地元の無料掲示板ジモティーを使う
また、思い入れがあってなかなか捨てられないモノを誰かに使ってもらうには、ジモティーはうってつけのサービスです。
ジモティーは無料で利用できる掲示板で、家具・家電・自転車・バイク・生活雑貨など数多くの中古品が出品されており、無料でも有料でも譲ることができます。例えば「取りにきてくれるなら無料でもいいよ」という交渉も可能なので、特に大型の家財道具の処分におすすめです。
自分で捨てて費用を抑える
お金に換えられそうなものはもうないし、誰かに使ってもらえそうなものもない。ここまでくればもう少しです。お金は得られませんが、支払う費用を抑えることはまだできます。その方法は、「残った家財道具を自分で捨てること」です。
とはいえ、家財道具の他にもゴミや生活用品がたくさんあって「どうやって捨てればいいのか分からない」という方も多いと思います。そういった方は以下の記事を参考にしてください。
家財道具をお金に換えることについてのまとめ
家財道具を売って撤去工事の費用を抑えるには、自分で出来ることはできる限り自分でやるのがポイントです。ちょっとした一手間で費用を安く抑える事ができるので、やらない手はありませんよね。
面倒なことのように感じますが、家に居ながらでも家財道具を売却できるサービスもあるので、ぜひ積極的に活用してみてください。